私の卒煙経験私の卒煙経験 禁煙すれば寿命は延びる
たばこをやめたメリットがよくわからないというご質問がありましたので、アップしました。 ◆たばこをやめて、ものすごく快適な人生になりました。 喫煙の害は大きくても中毒性が強くてなかなか禁煙できないものです。 私も1日2箱、家では缶ピースを吸っていて死んでも止めないと公言していたヘビースモーカーでした。 1986年9月20日土曜日、浜松からの出張帰りに新幹線浜松駅でビール、たばこ、そして珍しく写真週刊誌フライディを買い、浜松を後にしました。 ビールを飲み、たばこを吸いながらフライディを読んでいて、3泊4日の禁煙合宿の記事がありました。禁煙は難しいので55,000円を支払って参加されている方のコメントも載っていて大変そうでした。 そんなに難しいのなら禁煙しよう、よし止めたと吸っていたピースライトを飲み終えた缶ビールの中に入れてから1本も吸っていません。 月曜日に出勤し、禁煙したことを上司、同僚などに宣言しました。死んでも止めないと公言していましたので信じてもらえなかったようでした。 1週間はじゃまをする同僚がいたり、連日飲酒することがありポケットにたばこ、愛用のZipooライターを入れていましたので、もがき苦しみました。 翌週は、たばこ、ライターの携行を止め、会社の机に入れていた買い置きたばこを喫煙者にプレゼントしました。 かなり大変だった1ヵ月が過ぎてからZipoo中心のライターコレクションをすべて喫煙者にプレゼントしました。 ◆禁煙して得られたものはたくさんありました。 禁煙してよかった、もっと早く禁煙すればよかったと思いました。 そして、周りの人に多大な迷惑をかけていたことに気がつきました。 長期間喫煙していて禁煙した経験がないとわからないと思います。 生まれてから喫煙したことがない人には差がわからないと思います。 トリンプ社では社員100%の禁煙に成功したそうですので、俺にはできないではなく、本気でやめる強い決断をしないだけだと思います。 ◆禁煙効果の道しるべ 「禁煙を試みようと思ってみる」――それが正しい道への第一歩。そのような人のために、米トレド大学健康サービスは禁煙が健康上どのようなメリットをもたらすか、禁煙期間ごとの成果を次のように示している。 <禁煙20分後> ・血圧が低下 ・心拍数が低下 ・手足の温度が上昇 <禁煙8時間後> ・血液中の一酸化炭素濃度が低下し、正常値に ・血液中の酸素濃度が上昇して正常値に <禁煙24時間後> ・心臓発作の可能性が低下 <禁煙48時間後> ・神経終末の成長が再開 ・味覚と嗅覚が良くなる <禁煙1年目> ・血液循環が改善 ・歩行が容易に ・肺機能が向上 ・咳、洞うっ血、疲労、息切れが減少 ・冠動脈疾患の過剰リスクが半減 <禁煙10年後> ・肺癌リスクが50%低下 ・口腔癌(がん)、咽頭癌、食道癌、膀胱癌、腎癌、膵癌リスクが低下 <禁煙15年後> ・冠動脈疾患リスクが未喫煙者レベルに ・死亡リスクが未喫煙者レベルに ◆たばこをやめると 残っている天寿までの年月が確実に今より快適になり、年月も延びる。 ただし、少しの期間だけ、ニコチン依存から抜け出す苦しみを味わう。 この期間と苦しみは喫煙期間や本数など、ニコチン依存レベルで違う。 クリントン前米国大統領はたばこを麻薬といっていましたが、周りの他人の健康にまで大きな悪影響を与えるので麻薬以上かも知れません。 たばこをやめると ◆健康面 ☆健康レベルが上がり、今より確実に快適になる ⇒ 私は半年以上かかりました。 ☆老化や病気の90%の主犯・活性酸素は、たばこ1本吸うと何と100兆個発生するそうです ⇒ 最大の健康阻害要因、老化促進要因 ☆食事がおいしくなる ⇒ たばこをやめると太る原因のひとつ ☆スタミナ、持久力が上がる ⇒ 真のスポーツマンはたばこを吸わない ☆血行、顔色がよくなる ⇒ 喫煙者の顔色は土色傾向 ☆老化のスピードが遅くなる ⇒ 喫煙者は老けやすい ☆味覚がよくなる、鋭くなる ⇒ 真の料理人はたばこを吸わない ☆便のにおいがまともになる ⇒ 自分でもいやになる異臭でした ☆朝起きた時の気分がよい ☆痔の気がよくなった ☆便通がよくなった ☆朝、ハミガキをしてウエーッてノドえない ☆全身のたばこ臭さ ☆口の中がスッキリ ☆せき、タンがでなくなる ☆鼻毛の伸びが遅くなった ☆免疫力が上がる ⇒ カゼをひきにくくなる ☆指がきれいになる ⇒ たばこを挟む指は黄色くなっている ☆肌がきれいになる ☆キスしてヤニのにおいがしたらどんな美人でもそれだけで駄目 ☆厚生労働省推計で年間約10万人が早死にしている ◆経済面 ☆たばこの直接経費 ◎たばこ、ライターなどの火をつけるもの、灰皿などの喫煙グッズ ☆間接経費 ◎畳、ふとん、座布団、スーツ、スラックス、ワイシャツ、ネクタイを焦がしたり、穴をあけたり ⇒ 家を焼失しなくてホッとしたことがありました ◎事務所、自宅などの空調、机、椅子、事務機器、壁、カーテンなどの清掃頻度が減る ⇒ ヘビースモーカーのオフィス、自宅はヤニ臭い ◎医療費が下がる 厚生労働省推計で余計にかかる医療費は年間1兆3,000億円で、全体の5%を占める。 ☆喫煙している時間のロス 喫煙環境しだいではたばこを吸う場所まで往復の移動時間 ◆行動、時間面 アメリカでは、10年以上前にこんなことまでいわれていたそうです。 「当社は喫煙する人は雇用しません。タバコを1本吸うたび5分は休憩するのです。20本吸う人は2時間近くも仕事をしていないことになる。そういう人は雇いません。」 ☆たばこを買う一連の行動がいらない ☆常に持参する一連の行動がいらない ☆吸う場所を探す一連の行動がいらない ☆吸う一連の行動がいらない ☆火を消し、吸殻の始末をする一連の行動がいらない ☆出かける前に火の元をチェックする一連の行動がいらない ◆経営者、部門長で喫煙者の方へ サラリーマン時代に会社に喫煙ルールができ、午前2時間、午後2時間が禁煙タイムということがスタートでした。 部門長ごとに細かなルールを決めましたが、スタートの時にいた部門は部門長が非喫煙者だったので、ルールが守られていました。 部門長が喫煙者の職場が変わったとたん、ルールはあまり守られず、管理職だった私は朝礼などで再三決められたルールを守るように注意していました。何ヶ月かたっても一番ルールを守らない部長が電話をかけながら喫煙ルールを破ってたばこを吸い始めました。この時メモに『ただいまは禁煙タイムです』と書いてお見せしました。2週間後には、違う職場で働くことになりました。理由はハッキリわかりましたが・・・・・。 何年か後、人口密度が高く、空調のよくない小さな会社に出向しました。社長がヘビースモーカーで、私はその横に席があり、毎日息を吸うのも大変でした。 社長が喫煙者の会社の喫煙率は高いです。環境の整わない中小企業で働く非喫煙者は何も言えずに国が定めた環境基準の約5000倍の有害空気を吸わされていることを知っておいてください。 非喫煙社員の健康を損ねているのはあなたですよ。
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